Catch Me If You Can

織田裕二ヨコハマタイヤのCMで金髪織田野郎になってしまったのを見て
みなさんはどうお感じになられたでしょうか?



個人的にはこの金髪は、「キターーー!」の山本高広に対する
「お前、今後も織田裕二やるなら、金髪にしろよ!」
という恫喝としか感じられませんでした。


しかし、山本はそれを敢然と拒否。
そりゃそうだ! 金髪にしたら、他にものまねするレパートリーが
家田荘子くらいしかなくなっちゃうじゃねえか!という話であります。



まあ、それを言うなら『太陽と海の教室』で短髪織田野郎にしたときも
そういった揺さぶりと取れないこともなかったわけで。


しかし山本側はそうした揺さぶりに動じなかったわけです。
まあ山本にしてみりゃ別に「今の」織田裕二じゃなくても
全然OKだったわけですからね。


そういった駆け引きがあったうえでの

ついに禁止令!織田裕二が山本高広のモノマネ放送禁止を通達

という報道につながったのではないかと思います。


なんて男らしくない!!


ケツの穴のちっちぇえ男だ!!



これに関しては、マキタスポーツ氏も指摘するとおり
タイソン・ゲイ」のネタを多用しすぎた、というのが原因の一つではあるでしょう。
だがこれは織田側にとっても、マイナスしかもたらさない反応であったと考えます。


「事件は会議室で起こってんじゃない! ゲイバーで起きてんだ!!」

とか、そういった反応をしちゃう俺のような人間も出てくるのではないでしょうか?


激読みとしては、こうした報道について

「モノマネ封印できません!!」

と切り返した山本高広側を支持していきたいと思います。

↑まあ買いはしませんけどね。


しかし、個人的に気になるのは、「麒麟ZERO」のCMで反町隆史が登場したとき


白い服を着た反町が「えっ、山本高広!?」としか思えなかったことであります。


大丈夫か! 反町!!

スガシカオはファンクか?

さて、久しぶりに自分のこれまで書いた内容を読み直しまして
「なんで俺は泰葉について書いていたのだろう?」と思い直しますと、
そのきっかけは泰葉ブログにあったこの記事だったのであります。


拝啓 スガシカオ様


さて、このブログにおいて「ファンクじゃねえ!」と泰葉に言われたスガシカオ


本当に彼はファンクじゃないのか?という疑問を持ちまして
最新作『FUNKAHOLiC』を聴いてみたわけです。

FUNKAHOLiC

FUNKAHOLiC

なるほど、確かに全編にわたって、これまでのアルバム以上にファンク色の強いアルバムです。
アルバムタイトルを「FUNKAHOLiC(ファンク中毒)」と名付けたことにもうなずけます。


しかし、


その一方で泰葉の言うところの

だから、今回のスガさんがとらえたファンクは
申し訳ありませんが、ファンクの「うわずみ」。

という指摘もわからないではないな〜、とも感じてしまったわけで。



まあ泰葉の言うファンクの定義

ファンクってもっともっと
お考えになっている以上に、壮大で、深くてもっと暗くて、
めっちゃ明るい、とてつもないもの

からすると、「そりゃアンタこそファンクだよ!」としか言いようもないのですが。



ただ、スガシカオをファンクたらしめないもの。それは何か?


自分が考えるに、それは

石田衣良 なのではないかと思うのです。



石田衣良とは何か?



それは世のOLに対し、ジャストフィットな答えを返す能力といいましょうか。
中谷彰宏感」の100倍説得力があるものが石田衣良感」と捉えていただければ
よろしいのではないかと思います。


スガシカオさんの楽曲は、非常に自身の豊富な音楽体験から生み出された
非常にポップでキャッチーなものだと思います。


ただ、それがどの層に向けられているかといえば、ファンの多くはOL層。


さらにスガシカオさんはかつて脱サラをして音楽の道を歩んだという過程が、
思いっきり衣良にかぶってしまうところもアンラッキーなところで。


そうしたところから石田衣良感」>「ファンク」という感じを抱いてしまうのであります。


ただ、正直男にとって石田衣良感とはなかなかピンとこないものでありまして。

なんでこの鳥山明キャラ顔の男がイケメン扱いされているのかさっぱりわからなかったりします。
よっぽどロッテ→巨人→楽天の小坂のほうがカッコいいじゃん、という話であります。

石田衣良にこれができるかっちゅう話ですよ。



さらに都内で住んでいる者としては、

池袋

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

月島

4TEEN (新潮文庫)

4TEEN (新潮文庫)

下北沢

下北サンデーズ (幻冬舎文庫)

下北サンデーズ (幻冬舎文庫)

秋葉原

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

……と街単位で自分の勢力圏を伸ばしていく衣良は
「来るんじゃねえよ!」という存在でもあります。


彼の部屋には金屏風に描かれた都内地図があり、
そこに旗を立てていく衣良の顔が画に浮かぶようです。



俺の住んでる街には衣良いらずだよ!!


おあとがよろしいようで。

オグシオ解散に思う

バドミントンの美人ペア、小椋・潮田組、通称「オグシオ」が
11月16日の全日本総合選手権をもって解散となりました。


ブームとなる前からファンだった自分としては残念でなりません。


で、ここで改めて考えたいのが、
なぜバドミントンというそれほどメジャーでない競技で
ここまで絶大な人気をこの二人は持つようになったか、ということであります。


もちろん、北京オリンピックイヤーである2008年に向けて
JOCがスターを育てなきゃ、ということで広がった部分はあるでしょう。


ただ、個人的にはこの人気が爆発的に広がったのは
「居酒屋のオヤジ談義」の中ではないかと考えます。


オヤジには、あまり多くの女性を認識する能力はありません。
モーニング娘。ゴマキ」であり、「女子バレー=かおる姫」なのです。


さらに少人数であっても、タイプの似た女性は識別できません。
おそらくオヤジにとっては話題のPerfume
「髪の短い子1人+あと2人」という扱いでしかないでしょう。


そんな中で、誰しも参加できる話題。
それこそが、タイプの違う美人、そして二択のオグシオだったのではないかと。
おそらく今日も全国の和民では
「俺はオグ派」「いやいや部長、やはりシオでしょう」という話題が
繰り広げられているのではないかと思うのです。



ただ、こうしたどうでもいい会話にこそ、男の本質はあるのではないかと。
複数の中から1人をピックアップする作業。
これは、小学校の卒業アルバムを手にしたときから男が一生
続けていかなくてはいけない作業であり、さらにそのセレクトにより
人間の性格、相性というものは判断できるものであるのではないでしょうか。



ということで、激読みがどういう男かということを
そのセレクトを通して理解していただければと思います。


まずオグシオですが、



これはもうノータイムで「シオ」でしょう!!


あのさばさばした感じがいいじゃないですか。
もちろんオグも綺麗なのですが、あの肌の質感などから考えると
中年世代にさしかかったときに「ドモホルンリンクル」の無料サンプルをきっかけに
ものすごーく化粧品に金を使い出したりしそうな気がします。


さらに二択問題ということで考えれば、やはりはずせないのはこの二人でしょう。

Winkでは



もうこれは鈴木早智子で決まりであります。

ものすごーく悲しそうに踊る翔子に対し、
もう諦めの境地であるかのように淡々と踊るさっちんにこそ
魅力を感じてしまうのでありますよ。


さらにほぼ同世代の

BaBeでは



これは近藤智子ちゃん(左)でしょう。

ウィキペディアにもある「酒好き」というキーワードが最高です!
二階堂ゆかり(右)との間に男の子が出来たら、
和製タイガー・ウッズとして育てなければいけないような気がします。



さらに

やまかつWinkでは



邦ちゃんなわけねえじゃん!という話であります。


ただ、こんな古いことばっかり書いていてもしょうがありませんし、
それこそ「ハイヒール」は? というような
「どっちでもねえよ!」という問題にも無理やり答えろというのはキツい話であります。


ということで一気に新しいところいきまして

さきっちょ&はあちゅうでは


そりゃあはあちゅうですよ、はあちゅう!!


「声に出して読みたい日本語」的観点から言っても断固はあちゅうですよ。



さらに自分、まだオヤジ世代ではないので、選択肢がもうちょい多くても大丈夫です。


ということで、

女子十二楽坊では



二胡担当のレイ・インちゃん以外考えられません。



ここまで書いたような激読みのセレクトに「同感!」だと思える男子の方、
ぜひ和民でオールの「セレクション大会」を行おうではありませんか!

泰葉ファイナル

前回の日記でうっかり
「次回完結を約束しつつ、今宵はここまでに。」
などと締めくくってしまったため、別のことが書きたくても
泰葉をまず終わらせなければいけないという事態に
自分を自分で追い込んでしまっておりました。


ということで、今回で完結させますよ!!


で、ここ数日の間に起こったトピック。


流行語大賞に「金髪豚野郎」ノミネートされず


これはですねえ、仕方の無い面もあるのですよ。
泰葉はレコード会社の契約において
「下ネタや過激な発言は“厳禁”」という一文を承諾させられているのです。
なので、もし大賞に選ばれても辞退しなければならんのですよ。


そして


日比谷小音楽堂でミニライブ開催!!

泰葉、“小朝師匠!全部水に流して!”


この水浴びパフォーマンスには、隠されたメッセージが込められてるのではないかと思います。

水浴びパフォーマンスといえば、……そう尾崎豊

そして彼が伝説の7m飛び降りで足を骨折したのは、……日比谷野外音楽堂!!


以上のことから考えるに、この場所でこのパフォーマンスを行った意味とは、……そう
「行儀よく真面目なんてできやしなかった」というメッセージなのですよ!!


ということで、12月17日にデビューシングル『お陽様よほほえんで』もリリース決定!!

お陽様よほほえんで

お陽様よほほえんで



さて、これらの騒動から、自分が感じることを以下にまとめますと、


「泰葉人脈はスゲエ!!」

これはさまざまな番組を見たり聞いたりしている中で自分が強く感じたことです。


ラジオ「ゴールデンラジオ」や「キミハブレイク」における大竹まこと
さらにはディレクター時代からの知り合いであるテリー伊藤とのやりとり。


また奥さんである事務所社長との間にトラブルを抱えた谷村新司
毅然とした態度で彼女をかばったことも印象的でありました。


さらに、少し前の「ガキの使い」で山崎邦正が泰葉の真似をしてましたが、

これも旧知の菅プロデューサーから贈られたエール的な意味合いもあったようで。


さらに今回の再デビューがあれほどの騒動の中ですんなり決まったことには
大手代理店がバックについた、ということも大きかったようです。


世間じゃキ○ガイ扱いされてますが、
プロデューサーとして小朝をここまで大きくしたという手腕は
業界内では高く評価されてるんじゃないかと。



そして、泰葉がなぜここまで大騒ぎしたのか、ということを改めて考えると、
会見などを全部通してみても
「小朝の芸の部分は絶対的に評価している」
ということについてはブレがないということに気づかされます。


なにより自分で
円朝を襲名してほしい」って言っちゃってるくらいですからね。


ただ、なんで泰葉が会見で「円朝」の名前を出したか。
それは「コソコソやってんじゃねえよ!!」というメッセージだと思うのです。


小朝の目論見としては


こぶ平を「正蔵」にする → いっ平を「三平」にする → そうしてる間に年配落語家はいなくなる
→ 頃合いを見計らって、満を持して「円朝」襲名!

というシナリオを描いていたんじゃないでしょうか。


しかし、泰葉は思いっきり「円朝」という名前を出してしまうことでそれを出来なくした。
大阪城の外堀を埋める作業をしているときに
「こいつ内堀も埋めるつもりですよ!」と言ってしまった!!


さらに「金髪豚野郎」という言葉にも


「『円朝』継ごうとしているヤツが、金髪になんかしてんじゃねえよ!!」
「ウチの弟のブタ二人を手下に引き連れて、ブタの大将になってんじゃねえよ!!」

というメッセージが込められている、というのは考えすぎでしょうか?


ただ、今回の騒動を通して、間違いなく落語界への注目度は一気に増したわけです。
小朝はその意味では泰葉に感謝しなければならないでしょう。


そしてその注目が集まる中で
「実力で『円朝』を取ってみろ」
という泰葉のメッセージに応えられなければ、
それこそ小朝は「金髪亭豚野郎」止まりだという話なわけです。


「同期にライバルがいなかった」ことが悩みだったという小朝。
それを痛いほど知っていた泰葉は、自ら最大のライバルになることを決意した……


この騒動の本質は、

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

この話なのかもしれない、と思っている俺がいるわけでありますよ。

関連本を読んでみた

さて、そろそろ更新しときましょうか。


いやあ、いろいろ動きがありましたねえ。泰葉問題。


こちらのポッドキャストも更新されていました。

【緊急特番“泰葉”論―小朝論,完結編】
http://www.voiceblog.jp/tokyo-pod/698741.html


で、ぼちぼち当ブログでも完結させなければということで、
この一週間はこの本を読んでおりました。


開運離婚

開運離婚


まあこのタイトルを見て、どなたも
「嘘っぱちじゃん!!」と思うわけですが、
そのどこに真実があるかを拾っていこうということであります。


まず注目したいのが、第三章にまとめられた
「新婚泰葉流 おかみさん心得七ヶ条」

一.夫を立て、前には絶対出ない。三歩下がって歩くこと。
二.小朝さんが帰ってくるまで、お風呂に先にはいらない。
三.小朝さんが帰るときは、必ず家にいる。
四.地方公演のときは、東京駅まで送り迎え。
五.お正月は必ず着物を着ること。
六.お化粧はあまりしない。肩を出すなど、露出の多い服は着ない。
七.仕事はしない。


なるほど、この反動が今来てるわけですね!!
思いっきり本の帯でも肩出してるし。



で、この本なんですが、基本的には「円満離婚」を印象付けるための
言い訳みたいな本でありまして、書いてある内容も
まあ離婚直後のインタビューで言われてるようなことなんですが、
やっぱり読んでいくと夫婦として異常なところがいくつも出てきまして。

 実家でどんなにくつろいでいても、楽しく過ごしていても、『○時に東京駅に着くから迎えに来て』と師匠に言われたのを思い出すと『遅れちゃいけない!!』とばかり、ぴゅっと帰っちゃう。
 なのに、師匠が地方でどこに泊まっているかさえ、私は知らなかったんです。
『おかしいわよ』
と、母。

 師匠はいまもケータイを持っていません。いえ、正確に言うと『持っていない』と私には言い張っています。これは、ずっと夫婦の(いまとなっては、元夫婦の)ナゾでした。持っているはずなんです。持っているはずなんだけど、持っていないことになっています。

やっぱこりゃ異常っすよ。
ちなみに泰葉が送り続けていたという数百件の脅迫メールも、
小朝本人ではなく事務所に送っていたというトンマな話でありまして。
そりゃ「届いていない」ことになってりゃ返信もありませんわな。


また、離婚理由について「女として見られていなかった」と言ってましたが
それこそ夫婦関係について書いてあるところなんて

そんな私たちも、俗に新婚さん、と呼ばれる間は、濃厚でしたから。夫はよく遊んでいたかたなので、相当濃厚でございましたのよ(笑)。すべてはあの濃厚な何年間かに凝縮されていたのか!!と

たったこの2行。


その一方で

 師匠、覚えていますか? 泰葉がやけに「チューしたい」とチューをせがんでいた時期があったでしょ? だけどそのうちあなたはチューも嫌がるようになって、仕方がないから、泰葉はあの、チョンッととんがった頭のてっぺんの匂いをかがせてもらうようになりましたよね。


って、釣った魚にエサやらないにも程がある!という話であります。


そんな中で

(結婚生活の)後半になると、「稽古」と称して都内のホテルに泊まるようになりました。

あれは寂しかった。でも「新しいネタをやるんだから、仕方がない」と思って我慢していました。それは、師匠には言いませんでしたよ。だって、稽古だもの。まさか風俗やってるとは思わなかったし。

 そう風俗。

 チャイニーズ美人のマッサージが好きだって情報を、入手しちゃったんですよ〜!

ということを知りつつ

 まあ、私は風俗OKなので、「どうぞどうぞ」と言ってさし上げました。師匠も吉原のどのテクが好きだとか、ちゃんと話してくれていましたからね。だからって、私が家でしてさし上げるわけではなかったけれど(笑)。

と小朝本人からも言われ、その上で

 風俗は、師匠とセットみたいなもの。もちろん、だからといって彼から「今日、してきたよ」なんてご報告はありません。それでもホテルに泊まったときは、あるだろうな……とは思っています。
 だけどそのへんは、私も噺家の女房ですから、ちょっと鼻をツンとさせて、「そんなこと聞いたらヤボだわ」って(笑)。

というスタンスを取り続けるのは、そりゃ辛かろうと。


 さらには

 私は子どもが大好きだったので、それはもう、仕事上のパートナーになる前から。師匠には「欲しい、欲しい」と言っていました。

 だけど、彼にはまったく、その気がなかった。

 ただね、あんまりしつこくその話をすると、空気がどんよりしちゃうんです。
「お義母さんもああ言ってるし、そろそろつくりたいなぁ〜」
「いやあ、うーん……」
 この空気が、私はイヤだった(笑)。だから、いつも自分から引いちゃった。

っていうのも辛いだろうなぁと。


そりゃ泰葉も会見で懸命にこういうことを訴えてるんでしょうが、
あの口調だと「そのくらい我慢しろ!」と思うじゃないですか?


でも、こうした記述を読んだり、泰葉の涙ながらの終結宣言を
「お弁当食べながら見てました」なんて平気で言ったりしてるのを見ると、
いくら係争中の別れた女房相手とはいえ、小朝には愛というか配慮がねえなあ、と。



あとですね、「正蔵襲名」のころ、小朝はどんなこと言ってたのかと
家にあった少し古い雑誌(『笑芸人No.16』)を読んでみたのですが、

(「正蔵襲名」が小朝にもたらすものは?と聞かれ)
正蔵がどんどん、どんどん、大きくなればなるほど面白いんですよ。落語界のためになるのはもちろんですけど、ボク自身のためにもなっちゃう。

と、いろんな意味で取れるような発言をしたり

(「六人の会」の他のメンバーも襲名待ちでは?と聞かれ)
そうですよホントに(笑)。全員そうですからね。こんなの珍しいですよ。狙いじゃなくて結果的にそうなってるじゃないですか。すごい面白いですよね、ホントに。

と、あくまでこの状況が偶然であることを強調したうえ

(自身の襲名予定について聞かれ)
そうですね… いっ平がダメだったら、ボクが三平になるっていうことで(笑)。

この話はまだいっ平に言ってないですからね。あわよくばボクが三平って。ここんとこ、きちんと、いっ平に読んでもらわないとな(笑)


と、自分の野心の無さをアピールし

(最後に「ホントは大変なんでしょうね」と聞かれ)
いやいやいや、やっぱり落語界を支えていく大きな柱っていうのをつくっていく作業は面白いですよね。やりっ放しの楽しさじゃなくて、それが自分に帰ってくるので面白いんですね。

と締めるあたり、今読むとまた違う意味で取れたりしてドキドキしてしまいました。



あっ、気が付いたらこんなに長くなってしまった!!


ということで、次回完結を約束しつつ、今宵はここまでに。

うたいびと小室哲哉

かつて帝国を築き上げ、栄華を誇った小室哲哉が、
5億円の詐欺容疑によって、ユニクロのTシャツ姿でタイーホされました。


まさにTKサウンドをBGMに青春時代を過ごした我々世代にとっては
なんともショッキングな話であります。


で、さっそく事件の影響が出始めておりまして、
各テレビ、ラジオ局では彼の関連したユニットの曲の放送を
自粛する方向で検討しているんだそうで。


ただ、彼作曲の曲に関しては大丈夫だということで、
映画「ハンサム★スーツ」は
「とばっちりを受けた」などと余計なことを言わず、
頑張ってほしいものであります。



ただ、


個人的には「小室サウンドにはさほど興味はないものの、
「小室ボーカル」は超好きだったため、非常に残念であります。


もうあの声がしばらく聞けないのかと思うと……。



と言っても、時代はyoutubeなのでありまして、
ネット上では存分に聞くことができますのでご安心ください。
ということで、ここでは「小室ボーカルの魅力」について
まとめて行きたいと思いますので、自分同様
「あのへなちょこ声がたまらない!!」という方は
ぜひブックマークしていただければと思う次第であります。


まず、小室ボーカルと言えばこの曲でしょう。


Running to Horizon -Tetsuya Komuro


もうボーカル部分までシンセサイザーから出ているんじゃないか?
と思ってしまうほどにチープなスリルに溢れたこの曲!!


この前のシリーズのテーマソングが岡村靖幸だということも考えると
シティハンター」の曲担当者の趣味は
いい意味で「変態!」としか言いようがありません。


さらに、もちろんどちらの曲をカラオケで歌うときも
思いっきりモノマネするのが正解!
であることは言うまでもありません。




また、TMネットワークブイブイ言わせていたのもこの時期ですが、
彼らがブレイクするきっかけとなったのが、
オンザ眉毛!!でおなじみの『ぼくらの七日間戦争』。


ここで主題歌の『SEVEN DAYS WAR』を提供し、
さらに小室個人がサウンドトラックを担当したことが
あの現人神・角川春樹の目に留まったのであります。


そして、春樹が勝負をかけた大作『天と地と』において、
小室がサウンドトラックだけでなく、主題歌も歌うことになったのです。
そして作られたのがこの曲。


天と地と -HEAVEN AND EARTH -Tetsuya Komuro


武田信玄上杉謙信の死闘という物語のスケールのデカさとは
まさに「天と地」であるこのボーカル。
この曲をバックに死んでいく戦国武者たちは浮かばれませんよ!!





しかしそんなことなどなかったことのように
91年、あのXのYOSHIKIとの夢のスーパーユニット結成!!
ファンの期待は否が応にも高まります。
そんな中、披露されたのがこの伝説の曲!!


V2 背徳の瞳


レコーディング時、その破壊的なボーカルが出た際、
YOSHIKIは間違いなく座っていたドラムセットの前から倒れたと思います。
もう、このもったいぶったイントロの大げささが最高!!





しかし、この作品でプロデュース業に目覚めてしまったTK。
そこから、小室帝国が拡大していくわけですが、
その中で小室の立ち位置がだんだん目立たないように、
後方へ後方へと移っていくのが個人的には大きな不満でありました。


だが、TKが自分を前面に出してまで売り出したい歌姫が現れた!
その名も「華原朋美」!!
わざわざイニシャルがTKになるように改名までさせたその力の入れっぷり。
アホだとしか言いようがありません。
周りはなんで止めなかったんだよ! 何してたんだよ、久保こーじは!!


で、その華原朋美の衝撃のデビューシングルがこの曲。
かつてのコント赤信号のように目のまわりにキラキラしたものを付け、
アホみたいな踊りを踊る華原朋美に当時は目が行きましたが、
今見るべきは「小室」であります。


華原朋美 keep yourself alive

こんな宇宙人が襲来したら、地球はひとたまりもありませんよ!!



そうした中、小室帝国はついに天下を取るのであります。
そう、
「小室にあらずんば人にあらず」の時代到来!!


そんな中、自分を称えるための歌を自分で作るという
小室帝国の完成を告げる名曲が誕生したのであります。
もうこの曲が最高!!


今見ると、華原朋美からKEIKOへとカメラが移るシーンは
何かを予兆しているとしか思えない!!
そして貴重な久保こーじボーカルや、歌う木根尚登も見れます。
さらに、上手いことその波をつかんだ
してやったり顔の甲斐よしひろの歌いっぷりといったら!!


しかしこんな曲を作ったことで罰が当たったのか、
その後の小室帝国は凋落の一途をたどり、先日のズゴック逮捕となるのであります。
当ブログではそんな過程を記そうとは思いません。
ということで、この曲を小室帝国崩壊の鎮魂歌として贈ります。


TK PRESENTS - YOU ARE THE ONE

とんねるずと黒人文化

さて、本日は矢島美容室について語っていこうと思います(唐突に)。



とんねるずのみなさんのおかげでした』の番組内で
とんねるずDJ OZMAとが合同でアーティストをプロデュースしよう
ということで始まったこのプロジェクト。


で、フタを開けてみればやっぱり本人たち登場というお約束。

ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-

ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-


OZMAが「『矢島工務店』みたいなのがやりたい!」と
繰り返し言っていたことから予想の範疇ではありました。


映画『ドリームガールズ』のパロディは偽ビヨンセもブレイクしてますし、
外国人キャラのパロディはある意味とんねるずがパイオニアでもありますし。


まあ、矢島工務店と言われてもピンと来るのは30代以上でしょうから、
こりゃ豪快にコケるかなー、というのが第一印象でありました。


ただ、何度も聴いてるうちに、何というか気になるようになりまして。
ついつい出演番組なんかも見てしまう。


なんなんだろう、この魅力は?



ということで、考えてみた理由が以下のとおりであります。



1.楽曲がよい


「しょせんお笑い」「どうせ番組内ユニット」と軽視されがちですが、
けっこうとんねるず関係のユニットの楽曲っていいものが多いですよね。

こういう評価の曲(動画の冒頭部分)もありますが。


今回の曲も、過去のとんねるず

とか

っぽさはありつつも、イントロだけ聴くと

っぽいところもあると思います。


まあ、こんなことは他のブログでも言ってるでしょうから、こんなもんで。



2.女性ボーカルとしての木梨憲武の魅力


とんねるずの曲は貴明の声を聴くと「ああ、とんねるずだ!」と思いますが
(たけしなんかもそうですよね!!)
憲武の声だけを聴くと、一瞬誰だかわからなかったりします。


つーか、もともと歌上手いですよね。
モノマネする人を見ても
松山千春(アルバム「成増」収録『振り向けば自転車屋』)とか
山下達郎(アルバム「みのもんたの逆襲」収録『8月のコニーアイランド』)とか
北島三郎とか

歌上手い人が多いですし。


で、声質が女性っぽいところも魅力ですよね。
ということでその魅力満載の一曲と言えば、やはりこの曲の2番!


さらに今回は思いっきりアッコさんなわけですが、
アッコさん歴の長さで言えば、吉村明宏より長いんじゃないでしょうか。

なんせこの時代からなわけですから、年季が違うってもんですよ。


だからきっとこれなんか歌っても

絶対上手いに決まってるわけです。


ただ、こんなことも他のブログで言い尽くされていることだと思いますので
このへんにしときます。



で、自分が言いたいのは


3.タカさんのカッチカチのダンス



これですよ!!

これが見たいがためについつい見ちゃうのですよ!!


そもそも貴明のダンスは、コントの中で憲武が
「ストロベリーの実力は西条先生(『夜ヒット』振り付け担当西条満氏)も認めている」
と言っていたほどに定評があるのですよ。


決して上手くはないんですよ。スムーズでもないんですよ。


でもなんつーか、あの肩に力が入った感じが、なんか黒人っぽいんですよ。
いや、より正確に言えば踊りが下手な黒人っぽいんですよ!!


ということでそんな貴明ダンスを見たいという方は
http://jp.youtube.com/watch?v=4GTwc1akCIg
(埋め込み不可だったのでURLだけ、7分以降です)

これだろ? みんなが見たかったのは!!



ということで、「とんねるず」と「黒人文化」は相性がいい、
というようなことを長々と書いてきたのですが、


よく考えたら自分が好きな

MCハマー


マイケル


プリンス
(すんません動画見つかりませんでした! たしか『バットダンス』やってたはず)

全部きっかけはとんねるずだったんじゃないか、と。



となると、案外矢島美容室」もあなどれない!?